コールマンのソロ用テントとして有名なツーリングドームSTを使い始めてから、ちょうど1年くらいがたちました。
結論から言ってしまいますと、ぶっちゃげ1万円ちょっとで買えることを考えると、ツーリングドームSTは最強のソロ用テントだと思ってます。
ということで今回は、コールマンのツーリングドームSTのレビューをまとめたいと思います。
▽目次
スペック
サイズ | 210×120×100cm |
---|---|
重量 | 4.4kg |
耐水 | 1500mm |
対応人数 | 1〜2名 |
付属品 | ペグ、ロープ、収納ケース |
前室 | あり |
価格 | 17064円 |
Amazon価格 | 13061円 |
ツーリングドームSTは、いたって平均的なスペックのテントですね。
山岳用のコンパクトテントと比べるとツーリングドームSTは収納時のサイズが大きくなります。
なのでバックパックに道具を入れて持ち運びたいタイプのキャンパーや登山家にはむいてません。
35リットルのバックパックとくらべてみても大きいのが分かりますね。
持つとこのようなサイズになります。
耐水性は1500mmなので雨の中でもキャンプできますし、心配だったら防水スプレーや破水コートをフライシートにぶっかけとけば問題ないです。
では実際にテントを見ていきましょー!
ツーリングドームSTレビュー
インナーテント
ツーリングドームSTのインナーテント(部屋部分)はポールに吊り下げるタイプになります。
設営はめちゃくちゃ簡単なので、説明書がなくてもサクッとテントを組み立てることができます。
フレームポールの差込口も色分けされているので迷うことはないです。
なんといっても通気性がとてもいい!
このように
前も後ろもメッシュになる(しかもメッシュが広い!)ので涼しいです。もちろんメッシュだけじゃなくて布地にすることもできます。
テント最上部にも通気用のメッシュがあります。
こちらがフライシートにある三角通気で
内側もメッシュにできます。
ツーリングドームSTの前室
ツーリングドームSTには前室があります。ツーリングドームSTの最大の魅力だといってもいいでしょう。
前室はこのようにわりと広めです。
こんな風にセッティングしてしまえば、タープがなくても前室だけで焚火したり料理したりといったスペースが確保できます。
これはかなり嬉しいポイントだよなーと使ってて感じますね。
僕的にソロキャンプで一番楽しく感じる時間は、こんな風に自分だけのスペースを作り出して楽しむことです。
ツーリングドームはこのような自分だけの空間を、テントひとつで可能にしてくれました。キャンプ場にツーリングドームとお気に入りの焚火台を持っていくだけで作り出せるわけです。
ソロキャンプが大好きな方だったら、この素晴らしさが分かってくれるのではないかなーと思います。
ツーリングドームSTのテント室内
ツーリングドームSTには、テント内のランタン吊り下げも5つあるので便利です。テント前面に2箇所と最上部に1箇所のランタン吊り下げがあります。
↓後方にも2箇所。
ツーリングドーム前室の簡易タープ部分をまるめて収納すると、このようにフックができます。ここにもランタンを吊り下げることができますね。
テント室内にはちょっとしたポケットもあって便利です。
ツーリングドームSTの広さ
小学1年生の息子と2人キャンプだと問題なく使えています。
息子と2人で行く男旅。キャンプ旅で息子とのアドベンチャーを楽しもう! - おとうさんは工夫した
大人と子供でちょうどいい感じで寝ることができますが、大人2人だとぶっちゃげ厳しいですねー
大人2人で使うならツーリングドームSTよりも、ワンサイズ大きいツーリングドームLXの方がいいです。
ツーリングドームSTのグランドシート
ツーリングドームSTには専用のグランドシート(テントの下に敷くシート)がないので、別で用意しないといけません。
テントの下にグランドシートは必要?安いシートで十分だよ - おとうさんは工夫した
なので僕はスノーピークFAL2のグランドシートを使ってます。
サイズが118×196cmでツーリングドームSTにジャストサイズ。
スノーピークのグランドシートは生地が薄いのにしっかりしているので長く使えます。
ただ8400円とお値段がけっこうします。
なのでツーリングドームSTに使えるリーズナブルなグランドシートを探しているかたは、GEERTOPという安くて定評のある登山ブランドのグランドーシートLサイズがいいでしょう。
アマゾンだと2000円くらいでゲットできます。
ツーリングドームSTのグランドシートを探すときには、「118×196cm」あたりのサイズで探すとサイズの間違いをすることがありません。
「118×196cm」でジャストサイズです。
対応できる季節
ツーリングドームSTはオーソドックスなテントなので、オールシーズン使えます。
もちろん冬場の防寒対策は必要になりますが、ある程度の高スペックなシュラフなどを準備しておけば冬でもキャンプできますよ。
じっさいに僕もオールシーズン使ってますが、問題なくキャンプできてます。
冬のテント内の寒さ対策|オイルヒータ?それともセラミックヒーター? - おとうさんは工夫した
この記事で冬キャンプの寒さ対策についてまとめてますので、よかったら参考にしてください。
ツーリングドームSTの良いところ悪いところ
良いところ
・通気性
・前室付き
・設営がラクチン
・安い
悪いところ
・山岳テントにくらべて重い
・登山などにはむかない
・専用グランドシートがない
・付属のペグがしょぼいw
こんな感じかなーってところですね。
道具をバックパックに入れてソロキャンプするスタイルじゃないかぎり、ツーリングドームSTはなかなか良いソロ用のテントになります。
バックパックスタイルのかたにはツーリングドームSTはむいていないので、山岳用のコンパクトに収納できるテントを探したほうがいいですね。
まとめ
全体的によく作られています。
ツーリングドームSTを「平均的」という言い方がちょうどよくて、めちゃ良いところ、めちゃ悪いところを見つけようとしても難しいんですよねー
めちゃくちゃ美味しいってわけじゃないしマズくもないんだけど、ついつい最後のスープまで飲み干しちゃうラーメンみたいな感じです。笑
メッシュ部分も広くて夏もいけますし、冬でも寝具をふくめて防寒対策してしまえばオールシーズン使えるテントなので、まぁ良いテントってことですよね。
ツーリングドームSTを検討している方、オールシーズン使えるお手頃価格のテントを探している方は参考にされてみてください。