水あげされたばかりのクロホシフエダイが売られていたので買ってきました。なんとお値段400円で買えましたー
見てのとおり、背中の後ろのあたりに黒い星のような模様があるためクロホシフエダイとよばれる魚です。
非常に美味しいとされる魚。
刺身よりも焼きのほうが味が引き立つと聞いたので、さっそく調理開始!
クロホシフエダイに良く似た魚でイッテンフエダイという魚がいます。イッテンフエダイという魚はシガテラ毒をもっているので、間違えないように気をつけましょう。
クロホシフエダイの下処理
まずはクロホシフエダイのお腹をひらいて、内臓を取りだします。
お腹をひらいたときに内臓脂肪が入っているようだったら、2〜3日ほど熟成させるつもりです。
お値段も400円ほどでしたし、見た感じそれほど太っているようには見えなかったので、あまり期待はしていなかったのですが、、
わりと内臓脂肪入ってました!
クロホシフエダイの内臓脂肪ってオレンジ色をしているんですねー。びっくりしました。
こりゃ当たりだわ。
ということで、熟成させることにしました。
クロホシフエダイを3日熟成させる
熟成させるので、ウロコは取らずに真空状態にしていきます。
血抜きもされてなかったので死んだ魚ではありますが、できる範囲で血抜きをしてから臭みが出ないようにピチットシートをお腹に入れます。
ピチットシートとは、魚の臭みや余計な水分だけを取ってくれるドリップシートになります。
ピチット一夜干しシートで干物作り!使い方と仕上がりを徹底レビューする
お腹にピチットシートを入れたら、その上からキッチンペーパーを入れて、ピチッとシートが魚のお腹にピタッとくっつくようにしました。
で、ラップでぐるぐる巻にして、空気を遮断します。
これで熟成の準備は完了です。
本当だったらラップではなくビニールにいれて真空したほうが良いのですが、時間がないのでこれにて寝てもらいましょう!
魚を熟成する方法はこちらの記事でくわしくまとめていますので、よかったら見てください。
3日熟成したクロホシフエダイを塩焼き!
冷蔵庫の中で、3日寝かせたクロホシフエダイがこちら
目を見てもらったら分かりますが、まだ全然新しいですねー。
もうちょい寝かせても良さそうだったのですが、しっかり血抜きできているわけでもないですし、初めてのお魚なので3日熟成で食べます。
ウロコを落として、全体にかるく塩をふります。
塩をふってグリルに投入!
良い感じで焼き上がりました。すごく香ばしい香りがします
美味しい魚を塩焼きにすると、焼き上がったときに「あ、これは旨いやつだ!」って分かりますよね。
今回のクロホシフエダイそんな感じです。当たりでしたー
焼いた直後の身の表面の脂が、まるでステーキのように「ジュワワワワー!」とはじけていました!
プリッと焼けてますねー旨そう。
僕は魚の塩焼きを食べるときには魚全体にかるく塩をしますが、食べるときに別盛りで塩を用意するようにしています。
これでさらに美味しく食べれますよ。
それでは実食!
いやぁ〜
これはウマイ!
皮目はバリっと弾力があって食べ応えがありながら、身はとっても柔らかくてジューシー。
でもしっかり食感があって、ホロホロホロっと身がほぐれます。
皮目が非常に良い味わいですね
こちらが背中の身!見て分かりますか?脂がにじみでていますね
ここが旨いんだ。
皮と身を一緒に食べると、すばらしい味わいです。うまい。
これはポテンシャル高い魚です、まるまる太ったクロホシフエダイを食べてみたくなりましたね
もちろん、ご飯にもすごく合います。
このクロホシフエダイ、身も皮もどちらも美味しいのですが、頭がとくに旨かったです。
口周りのゼラチン状になっているところはすごく濃厚でしたし、ホホ肉も柔らかく弾力のある身質でした。
さらに目のところにあるゼラチンや、脳みそまですべておいしかったです。
買ってよかった!
クロホシフエダイ買いですね!
腹身にもう少し脂感があれば良いなーという感じはありましたが、400円で買えましたし贅沢はいえませんね。
今回食べたクロホシフエダイの焼き魚、ほんとうに美味しかったです。
スーパーではあまり見かけることのない魚ではありますが、見つけたら是非食べてみてください。美味しいですよ