渓流での魚釣りは思いっきり大自然を感じることのできる、楽しいアウトドアのひとつです。
しかし自然の中だからこそ、注意しなければいけないこともあります。
スズメバチやマムシに出くわしたらどうしたらいいの?こんな心配は渓流釣りをする人・始める人はみんな心配ですよねー
どんなに対策をしても危険がゼロになることはありませんが、最低限の対策だけでも知っておけば、万が一の時に役立ちます。
そこで今回は、渓流釣りで気をつけること・対策についてまとめたいと思います。
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▽目次
渓流釣りで注意すること
・毒ヘビ
・怪我
・キャスティング
・遊漁券
・禁猟区
渓流釣りで注意することは主にこの6つです。
命の危険に関わる害虫・毒蛇・怪我については特に注意が必要になります。
【注意その1】スズメバチ
いやー、見た目からすでにイカついですからね。
スズメバチの活動が活発になるのは夏からで、7〜10月までは注意が必要になります。
スズメバチをはじめとするハチは高いところに巣を作ると思われがちですが、オオスズメバチは土の中や木の根の空洞など、低い場所にも巣を作ります。
スズメバチの対策
まず基本的なことですが、ハチは黒いものに反応をしますし、匂いにも敏感です。
・黒い服(ウェーダー)を着ない
・香水や整髪料を使わない
この2つはかならず守るようにしてください。
またスズメバチが攻撃をしてくるのは、巣の近くに敵が近づいたとき、餌場を荒らしたときです。
スズメバチは巣や餌場に近づいた外敵を威嚇してきます。
空中で停止してきたり、しつこく周りを飛んで威嚇してきますので、威嚇されてしまったら焦らずに、さっと身をかがめて少しずつその場を離れるようにしてください。
もっとも危険なのが、スズメバチがカチカチと顎を鳴らして威嚇をしてくることです。
これは最終段階なので、超ピンチということになります。
けして振り払ったりせずに、少しずつ後ろにさがりながらその場を離れるようにしましょう。
刺されたら
スズメバチに刺されてしまったら、引き返してすぐに病院です。
刺されてしまったのが2回目だったり、2匹目に刺されてしまった場合にはアナフィラキシーショックという強烈なアレルギー反応が出てしまうこともあります。
アナフィラキシーショックを引き起こすとかなり危険ですので、心配な方は事前に病院でアレルギー検査をしておきましょう。
アレルギー反応を起こしてしまう可能性があれば、アナフィラキシーショックに対する応急処置用として、自分で注射するタイプの薬剤を病院が処方してくれます。
整髪料・香水はつけない
威嚇されたら離れる
刺されたら病院
事前にアレルギーチェック
【注意その2】害虫
マダニ・ツツガムシ・山ビル・アブあたりは注意しましょう。
ウェーダーを着用しておけばそれほど危険ではありませんが、マダニ・ツツガムシ・アブに刺されてしまうとアレルギー反応が出ることがあります。
害虫の対策
基本的に虫除けをしてウェーダーや渓流着を着用しておけば、それほど問題はないです。
山ビルはどうしても場所によっては洋服についてしまいますから、釣り終わった後にウェーダーや洋服についていないかを確認します。
マダニ・ツツガムシに噛まれてしまった場合には、自分で取ったりせずに病院で処置してもらうようにしましょう。
自分で取ってしまうとマダニの口が取れない場合があるので注意!
アブに刺されてしまうと真っ赤に腫れ上がって強烈な痒みがでることがあります。
刺されたその日のうちに皮膚科を受診しておくことをオススメします。
キャンプでのブト(ブユ、ブヨ)対策と刺されてしまった時の対処法 - おとうさんは工夫した
ブヨ対策はこちらでまとめていますので、良かったら参考にしてください。
ウェーダー・渓流着を着用
釣り終了後に洋服を確認する
【注意その3】毒蛇
渓流やアウトドアで気をつけるべきヘビは、マムシ・ヤマカガシです。
基本的に蛇から襲ってくることはありませんが、気づかずに近づいてしまうと攻撃をしてくることがあります。
木に登ることもありますので、木の下を通る時にも注意が必要です。
毒蛇の対策
ちゃんとウェーダーを着用しておく、渓流着と渓流用のスパッツを着用しておくことが基本です。
僕は胸まであるウェーダーの下にも厚手のソックスなどを着用するようにしています。
くれぐれも登山用のスパッツでは渓流に入らないように!渓流用の厚手のものを使ってください。
注意して渓流に入っても、ヘビは発見しづらいですからねー
障害物となる木や岩などをやたらと触らないことが大切です。
特に上に登るときなどに、岩や木に手をかける時には注意が必要です。
噛まれたら
噛まれたらすぐに病院に行きます。
噛まれた時にどんなヘビだったのかを写真に撮っておくと処置がしやすいと言われていますが、噛まれて写真を撮るような余裕はない人がほとんどでしょう。
すぐに引き返すことをオススメします。
ウェーダー・渓流着を着用
むやみに障害物に触れない
【注意その4】怪我
渓流は下手をしたら死にますからね。
気を抜かずにしっかり足場を確認しながら、渓流を進んでいくようにしましょう。
特に雨で増水したあと、苔で滑りやすい岩、段差のある場所は危ないです。
慣れてきた頃が一番危ないので、渓流釣りをするときにはしっかりと気を引き締めてから釣りを始めるようにしたいですね。
危険を感じたら無理して進まないことが大切です。
危険を感じたら引き返す
進みながら足場の確認
増水に注意
【注意その5】キャスティング
ルアー釣りを始めたばかりの頃は、思ったところにルアーを投げる(キャスティング)ことができません。
まっすぐ投げようとしても上にピューンと飛んで行ってしまったり、障害物や木の上にルアーが引っかかったりと、注意が必要です。
ルアーを無くしてしまうともったいないですし、無くしたルアーをそのままにしておく事になると場合によっては危ないですからねー
【対策】キャスティングの練習をしよう
安いルアーを買って川や庭先でキャスティングの練習をするのが効果的です。
練習するときには引っかからないように、ルアーの針を取り外すのがオススメ。こうすることで安全に練習ができます。
狙ったところにキャスティングできるようになると、渓流釣りは何倍も楽しいアウトドアになりますよ!
練習あるのみ!
【注意その6】遊漁券
指定された区域の遊漁券を買わないと、渓流でのヤマメ釣りはできません。
釣具屋さんで販売されていますので、ケチらずに入手するようにしましょう。
1日券と年間券がありますが、地元での渓流釣りだと年間券のほうがお得です。
4〜5千円ほどで年間券は手に入ります。
年間券がお得
かならず持参する
【注意その7】禁漁区
禁猟区で釣りをするのがダメなことくらい知っているよー!と思われてしまうかもしれませんが、禁猟区とは知らずに釣りをしてしまう人がたまにいます。
絶対にダメなので気をつけてください!
新聞に名前がのってしまいますからねー、シャレにならないです。
遊漁券を販売している釣具屋さんに聞けば禁猟区のことは教えてくれますので、自分が釣りをするポイント付近の禁猟区をしっかりと把握しておくようにしてください。
地域によっては禁猟区を記した地図があったりしますので、手に入れて持っておくといいでしょう。
最寄りの釣具屋さんで確認
マップを準備
まとめ
渓流釣りは楽しいアウトドアですが、このように注意することもあります。
休日でも受診のできる病院を確認しておくことも安全につながりますし、スマホに電話番号などの詳細を登録しておくのも良いでしょう。
それぞれの対策を頭に入れておきながら、注意をはらいつつ渓流釣りを楽しみたいですね。
危ないかなーと思ったときには無理をせずに、安全を確保することが大切です!
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