家族でもソロでもキャンプするようになってから、「キャンプ道具揃えるのお金かかりますよね?」と聞かれることがあります。
「キャンプなんてテントさえあればOKなんで2万円くらいですかね」と、なにげなく返していたのですが、ちゃんとキャンプらしいキャンプをするための最低限の道具を揃えるとなるといくらかかるんだろう?と思い計算してみました。
で、4月〜7月あたりの一般的にキャンプデビューするシーズンであろう時期の家族キャンプ(5人)の場合で、あったほうが良い道具で考えてみた結果が以下のとおりです。
安くておすすめな道具 | 我が家の道具 | |
---|---|---|
テント | 16000円 | 46000円 |
テントマット | 9000円 | 18000円 |
タープ | 12000円 | 30000円 |
椅子 | 1000円×5 | 0円 |
テーブル | 5000円 | 5000円 |
調理器具(焼き台) | 4000円 | 10000円 |
ランタン | 8000円 | 18000円 |
シュラフ(寝袋) | 0円 | 0円 |
合計 | 59000円 | 127000円 |
我が家が5人家族なのでその計算になっていますが、4人だろうが6人家族だろうがそれほど大差ないと考えてもらってOKです。
4〜7月のシーズンであれば、寒くはないのでシュラフ(寝袋)などは必要ないので寝袋代はゼロで考えています。
おおよそ6万円ほどあれば一般的なキャンプ道具は揃いますね。
我が家の道具は総額127000円となっていて、このほかにもアイテムがあるので場合によってはもっとお金かかっている装備になりますが、3年ほどかけて揃えた道具なので年間で考えるとそれほどお金はかかっていません。
こだわらなければキャンプ場でのキャンプ道具なんて、6万円で買える道具で十分ですからね
では表に書いた「安くておすすめの道具」とはどんな道具をチョイスしてみたのか、くわしく紹介していきますね。
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▽目次
- テントにかかる費用
- テントマットにかかる費用
- タープにかかる費用
- 椅子にかかる費用
- テーブルにかかる費用
- 調理器具にかかる費用
- ランタンにかかる費用
- シュラフ(寝袋)にかかる費用
- そのほか
- 家族キャンプを始めるのに必要なお金まとめ
テントにかかる費用
まずキャンプをはじめるならテントがないと宿泊できないので、テントはシーズン問わず必要になるキャンプ道具ですね。
表にあげた安くておすすめのテントは、16000円ほどで買えるコールマンのBCクロスドームというテントになります。
入門テントのなかでも、コールマンのBCクロスドームは超ど定番の入門テントですね。
とりあえず家族キャンプをはじめてみたいという相談をされたときには、このBCクロスドームをすすめていますが、「ちょうど良い」という評価をもらっています
一般的には1年をとおして家族キャンプに行くのは数回でしょうから、キャンプをはじめる時のテントはできるだけ価格をおさえながら標準レベルのテントを選んでおくのが無難で良いです。
ファミリーキャンプ用テントの選び方とブランド別4-5人用のテント24選
テントマットにかかる費用
テントマットという道具はテントの室内に敷くマットと、テントの外側にしくグランドシート(地面とテントの間)のことをいいます。
室内のマットは、使わないとクッション性が悪いので居心地も寝心地もわるくなりますし、グランドシートを使わないとテントの床面がボロボロになってしまうので、かならず必要な道具です
先ほど紹介したテントBCクロスドームには、専用のフロアシートとグランドシートのセットが9000円ほどで販売されてます。
一般的なアウトドアブランドから販売されているテントには、それぞれ専用のマットが売られていますので、テントを購入するときに合わせて手に入れるのがベストですね
タープにかかる費用
一般的なキャンプシーズンとされる4〜7月あたりは日差しも強くなってくるので、日陰を作ってくれるタープもあったほうがいいでしょう。
で、キャンプで使うタープは上の写真のような形をしたタープを選んだほうが、雰囲気的にもキャンプらしくなります。
ただこういった
写真のようなタープはキャンプでの雰囲気はあまり良くないですが、子供の運動会などでも使えるのでコスト的にはやさしく使い回しができます。笑
キャンプや運動会で使える格安・激安タープ|1万円以内で買えるものまとめ
どちらを選ぶかはお財布の事情で決めるのがベスト。どちらの形のタープを選んでも、キャンプで問題なく使えますからね
はじめにあげた表ではタープ 12000円となっていますが、コールマンのヘキサライト2というタープをチョイスしています。
基本的にテントとタープは同じブランドで選んだほうがデザイン的にも統一されてカッコよくなるので、できれば同じブランドで統一するのがおすすめです。
とはいえ最近では激安でなかなかスペックの良いタープも販売されていますので、あまり見た目の統一感は気にしないという場合には、安めのタープを選ぶのもひとつの選択肢ではあります。
激安Unigearのタープは使いやすいのか?使ってみたのでレビュー!
上の記事でも紹介していますが、3千円くらいで買えるタープでも十分使えるものがありますので、良かったら参考にされてみてください。
椅子にかかる費用
椅子は使っても使わなくてもOKです。
ぶっちゃげ我が家はキャンプで椅子はほとんど使っていません。というのも、キャンプにはロースタイルと呼ばれるスタイルと、ハイスタイル・ミドルスタイルとよばれるスタイルがあります。
我が家はロースタイルでのキャンプが多いので、椅子は使わないです。
画像引用元:スノーピーク
ロースタイルとはいわゆる地面にシートを敷いて、その上に座ってすごすキャンプスタイルのことですね。
表では1脚あたり1000円×人数分としていますが、選んだのはキャプテンスタッグのラウンジチェアという椅子です。
1000円ちょっとで買えますし、ドリンクホルダーもついているのでコスパ的にも機能的にも入門には最適でしょう。
まぁ誰でも一度は使ったことのあるアウトドア椅子でしょうから説明は不要ですね。
ちなみにこのキャプテンスタッグのラウンジチェアでなくても、ホームセンターに売られている1000円くらいのパイプ椅子で十分ですよ
テーブルにかかる費用
テーブルにもいろいろなタイプのものがあります。
表では5000円ほどで買える、コールマンのナチュラルモザイクリビングテーブルを想定しています。
家族キャンプでは家族みんなが使えるタイプの大きめのテーブルが使いやすいですし、ひとつあれば使い回しができます。
選び方のポイントとしては
・足の高さ調節ができる
・足をしっかりロックできる
この2つのポイントをおさえたテーブルがおすすめです。
ホームセンターで探してもキャンプ用の家族テーブルは4〜5千円はしますので、おおよそこのくらいの予算で考えておくと間違いないでしょう。
ちなみに我が家もこのコールマンのナチュラルテーブルを使っています。
調理器具にかかる費用
調理器具は、BBQなどができる焼き台タイプのものを買っておけば良いでしょう。
キャンプ場によってはレンタル品もありますので、はじめのうちはレンタル品ですませておけば道具をそろえる費用は必要ないです。
表では4000円としていますが、これはキャプテンスタッグのヘキサステンレス ファイアグリルという焼き台を想定してみました。
キャンプでは焚き火も楽しみのひとつですが、焼き台には焚き火もできて調理もできるといった一台二役になってくれるものがあります。(焚き火をしないなら焼き台専用のグリルで問題ないです)
家族で焚き火を囲む時間はなかなか良いものなので、いちおう焚き火をすることも考えて、この低予算で買えるヘキサステンレス ファイアグリルを紹介しておきます。
ファミリーキャンプにおすすめの焚き火台6選|間違いない焚火台を厳選!
ちなみに焚き火なんかやらないという場合には下の写真のような
BBQ専用の焼き台が使いやすくて便利です。
レビュー記事もありますので、良かったらどうぞ
【コールマン】家族で使えるバーベキューグリル!クールステージツーウェイグリルをレビュー
ほかにも調理器具にはホットサンドを作る道具や、ガスで使えるコンロタイプの調理器具があります。
とりあえずはじめのうちは焼き台を準備しておけば使い回しができますので、まずは焼き台を準備するのが良いのではないかなーというのが個人的な意見ですね。
ランタンにかかる費用
ランタンもキャンプを始めるときにはかならず必要になる道具になります。
個人的な意見になりますが家族キャンプの場合、ランタンは2つ持っておいたほうがいいです。
キャンプサイト(テントやタープの下全体)を照らしてくれる明るいメインランタンと、サブ的に利用できるサブランタンを使うと便利だからです。
表ではランタン代金を8000円としていてますが、ジェントスのランタン2つ(メインラとサブランタン)合わせた料金でみています。
メインとなるランタンはジェントスSOL-013Cというランタンで、明るさも非常に明るいのでメインランタンとして役立ちます。お値段もジェントスSOL-013Cくらいの明るさのランタンの中ではコスパいいですしね。
GENTOS(ジェントス) SOL-013Cレビュー|530ルーメンで20時間持続するパワフルLEDランタン
サブ的なランタンには、ジェントスのEX-136Sをチョイス。
コンパクトかつ、とっても明るいランタンですし、小さな明るさにすることもできるのでテント内や手元を照らすのにも便利なLEDランタンです。
GENTOS(ジェントス)EX-136Sレビュー|1m防水機能で2m落下耐久性のLEDランタン
ジェントスのランタンはとても明るく使い勝手もいいですし、なにより多くの登山家やキャンパーにも定評のあるブランドなので間違いないです。
僕も実際に使っていますが、はじめに揃えるランタンとしては申し分ないスペックでしょう。
ガスランタンなどは初心者には扱いもむずかしいですし、LEDランタンはキャンプ以外でも持っておくと便利なので、はじめに揃えるランタンはLEDがおすすめかなーと個人的には考えています。
シュラフ(寝袋)にかかる費用
4〜7月くらいからはじめるキャンプだと、秋冬になるまではシュラフは必要ないです。
高原キャンプ場では肌寒いときもありますが、家で使っているブランケットや毛布を持参すればシュラフ(寝袋)は使わなくてもすごすことができます。
なので 4〜7月あたりでキャンプを始めるなら、シュラフ代はいらないでしょう。
4〜7月あたりでキャンプをはじめて秋冬もキャンプをするようになると、シュラフは必要になりますのでお金がかかりますね。
秋冬用のシュラフを買うのであれば、真冬の雪山でもすごせるスペックの山岳用シュラフを購入されることをおすすめします。
基本的に昨日のよい高スペックのシュラフは3〜5万円ほどになるので、テントよりも高い出費になります。
とはいえシュラフはしっかりしたものを使わないと寒くて凍えることになりますので、ケチらずにしっかり投資されたほうがいいです。
そのほか
ここまで説明してきた道具があればキャンプらしいキャンプをすることができますが、そのほかにもクーラーボックス、食器類があると便利です。
クーラーボックスは自宅にあるもので大丈夫ですが、家族でキャンプをするなら大容量のクーラーボックスがあるといいでしょう。
我が家は家族5人でコールマンのホイールクーラー60QTという大容量のクーラーボックスを使っていますが2泊くらいのキャンプであれば容量的にも余裕です。
レビュー記事もありますので、参考にされてみてください。
コールマンのホイールクーラー60QTレビュー|家族キャンプ用クーラー
そのほかにあると便利な道具が食器類ですね。
アウトドア用の食器類はセットになっているものが多く販売されています。
そのつど紙コップなどを購入するよりも、食器セットを持っていれば、ちょっとしたBBQなどのレジャー時に使い回しできるのであるとすごく重宝します。
我が家はロゴスというブランドのセットを使っています。レビュー記事のせときますので、良かったら読んでみてください。
ロゴス(LOGOS)の箸付きディナーセット4人用レビュー|家族キャンプに便利なアウトドア食器
おおよそ3千円ほどで購入することができます。
家族キャンプを始めるのに必要なお金まとめ
家族キャンプをはじめるのにどのくらいの費用がかかるのか計算してみましたが、道具を揃えるのに、やっぱり最低でも6万円くらいはかかりますね。
今回は安くておすすめなキャンプ道具も合わせて紹介してみました。
一度そろえてしまえば、あとはキャンプ場の利用料金のみで楽しめますが、初期費用はやはり安くはないですねー
まずは最低限の道具から購入する、持っているものはそのまま使うことで低コストにしませるのがいいでしょう